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2019-07

上棟式? 171226

上棟式?
昨日は、地域住民のための、新しい公民館の上棟式。
地元で設計業を営む私に、設計監理が委託されたのは、地元で幼少期を過ごし、古い公民館にもたくさんの思い出があり、やはりうれしいことではありますが、逆にプレッシャーに感じることも、事実。
日頃の他地域や他市、他県の仕事ももちろん、一生懸命、いい建物を創造しようと、頑張りますが、工事が終わり、引き渡しが済めば、やはり、だんだん足遠くなり、雨漏り始め、色んなトラブルがあっても、多少、施工業者に甘えてしまうことも、正直あります。しかし、地元、我が家から、わずか300mほどの場所に建つ、公民館。
トラブル、使い勝手始め、設計ミス・・・。
ひとたび何か問題が発生すれば、すぐにこちらに連絡が来る、ことは火を見るより明らか、です。

この数年、熊本で自分が設計した建物の、地鎮祭や上棟式時にお供えする、真鯛は、時間が許せば、自分で釣ることにしています。
東区のパン屋さんの地鎮祭に、適度な大きさの赤様が釣れず、80の赤様を祭壇に、ドーンと、御供えした時の、神主さんの驚きようは、今でも、楽しい想い出に、なっています。
おかげかどうか、定かではありませんが、その後の商売もうまくいっているようで、いつしか、いい建物になる、するためには、自己調達の赤様を供えるのは必至、という勝手なジンクス、思い込みに、縛られています。
そんな時に、地元のプレッシャーがかかる、公民館の設計。
わかった、地鎮祭の時は仕事の関係で海へ行けず、施工業者が用意した養殖赤様を供えたけど、上棟式は最後のチャンス。
必ず天然赤様を、それも良型の赤様を釣って、確実に、いい建物になる約束が欲しい、信じたい・・・。
悲痛な覚悟、まあ、それは大袈裟ですが、何とか、何としても、赤様を釣りたい、と気負いながらの、23日、西への出撃でした。

出港が7時半。
天気もよく、風も穏やかな予報に、港にはゴムボートやトレーラブルボートが複数。
みんな、それぞれの狙いの魚や烏賊を求めて、急ぎ、出港されます。
私は他の仕事も、やはり年末でたてこんでおり、できれば、わずかな時間で赤様を確保し、早めに帰宅したい。
なーに、実績ポイントのマークも多い、西の海。
型を高望しなければ、簡単に、一枚の赤様は、手に入るだろう・・・。
と、最近めったにやらなくなった、鯛ラバで、一心不乱に赤様を求めますが、一向に、あたりすら、ない。
エソやガラちゃんからの、コンタクトも、ない。
気付けば、既に10時、過ぎ。
うーん、やばい。
公民館長さんは、私を信用しきれないのか、一応、スーパーに真鯛のオーダーを済ませたと言われていたけれど、それに甘んじるか?
いや、どうしても、自前が無理なら、もらった天然真鯛でも構わない。
同時刻に、南から出撃されている、同じ倶楽部員に、ヘルプの電話。
青物狙いのジグジグでしょうが、間違って、赤様が来たら、取りに行きます・・・下さい。
見栄もプライドも捨て、とにかく赤様、とにかく天然赤様、と、渇望、焦りは、最高潮となります。

でも、不思議なもの、ですね。
その邪魔電をした、直後のマキマキで、いきなり、その日初めての、大きなあたり。
中鯛というのはすぐわかりましたので、いつもならぞんざいに上げるところを、慎重に、慎重にやりとり。
貴重な、貴重な一匹をキープします。
型は50。
まあ、祭壇にちょうどいい大きさかとは思いますが、さらに大きな赤様が欲しい。
お腹も出さず、月曜までキープするため、他の魚も釣らないと、我々夫婦の晩飯は・・・ない。
そう思って、結局14時過ぎまで粘りますが、祭壇ではなく、仏壇に供えるのにはちょうどいい、極小チャリコが一枚、来たのみ。
急ぎ、公民館長にはスーパーの真鯛のキャンセルを、そして我が家には別のオカズを購入しておくことを依頼して、帰路につきます。
安堵と、ため息。
複雑な感情が残る、厳しい、冬の、海でした。
171223s.jpg

ノルマ、大役を果たし、いざ、意気揚々と、上棟式へ・・・。
が・・・、が・・・、です。
何ということでしょう・・・。
先週末に現場に行ってみると、まだ、柱が一本も、立っていません。
何でも、契約している大工さんが、先週末、他の現場に駆り出され、当日からしか、建て方ができない、とか。
またよくよく聞いてみると、木の材料も、プレカットの順番待ちが多く、全ての材は当日には、間に合わない、とか。
現場への搬入も、当日、朝しか手配できない、とか。
あー、困った。
地域の大事な建物のため、慎重に、上棟式の日程を決め、餅撒きも実施すると、回覧板で告知、済み。
あー、困った。

柱も梁も桁も、何もない、現場。
虚しく、神主さんの祝詞だけが響く。
大勢集まった住民に餅を撒くのは、建物予定範囲の外周に寂しく立つ、足場、から・・・。
土曜、日曜の、夢が、恐ろしかったことは、間違いありません。
施工業者を責めても、大工さんを責めても、木加工業者を責めても、間に合わないものは、間に合わない。
公民館長とは、上棟の前祝いということで、明るく、楽しくやりましょう。
無理なスケジュールを強要しても、職人さんたちの安全は何より大事だ。
と、話し合い、予定通り、上棟式及び餅撒きを行うことを、決めます。

プレカットと、手刻みの仕口がうまくいかず、建て方も苦労されてますが、優秀な大工さんたちの労力により、上棟式の時間までには何とか、陸梁までは建て方終了。
とりあえず、一般の人たちから見れば、大きなボリュームが立ち上がり、無から有が生じた感動を味わっているよう。
一応の、面目は保ちます。
これまで長い期間、設計という仕事をしてきましたが、棟木がない、上棟式は、初めての、経験。
地震後の、熊本の職人さん不足や手間賃上昇を考えれば、しょうがなくもあるけど、逆に貴重な経験も、できたような気もします。
これから数日の内には、本当の上棟。
野地板を貼り、年内には雨仕舞まで、頑張ってくれると、思います。
いいお正月が迎えられるよう、みんな、頑張りましょう、ね。
竣工のおりには、必ずや、大型、赤様を・・・、頑張ります。
上棟式

上棟全景
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Author:今日も時化た
熊本へ戻って以来、釣りに行きたい病が復活。
船外機付きゴムボートで天草の西へ東へ。
「釣り、たまーに仕事」をモットーに、これからも頑張ります。

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